花粉症について
花粉症は、花粉が飛散する時期に発症するアレルギー疾患のひとつで、春、秋など季節が限定されることから正式な病名は季節性アレルギー性鼻炎といいます。日本人の4割程度が罹患しているともいわれ、国民病のひとつです。
激しい鼻みずや鼻づまり、くしゃみ、目や皮膚のかゆみなどが主な症状です。小学生以降の10代~20代の間に発症しやすく、女性が多いという特徴もあります。
花粉症の治療
症状の出方によって治療法は異なりますが、基本は抗ヒスタミン薬の内服です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどを軽くする効果があります。服用を開始してしばらくすると、症状が治まりますが、そこで中断したりせず、指示通りにきちんと飲み続けることが大切です。
鼻づまり症状が強い人には、内服薬に加えて局所ステロイドの点鼻薬を併用します。中にはステロイドによる影響を不安視される方もいらっしゃるようですが、当院では必要最小限にとどめているので、過度に副作用を心配することはありません。
日々の予防、ケアについてはマスクをする、室内を加湿する、などいかに原因となる花粉を体に取り込まないかが重要です。